サニーが外を歩いていると一人の男性が声をかけてきた。
「元気にしとるかや?」
サニーが振り返るとそこにはゲイリーがいた。彼は私服で現れたが、ズボンの又回りがもこもこしてることに気づく。
「今日は何着てるの?」
サニーに言われ、服を脱ぐと中から紺色で膝下スカートのセーラー服が出てきた。
ゲイリーはご満悦だが、この日は・・・ってかゲイリーが出る時は決まって強風で、襟が頭に被さったりしていた。しかしスカートは膝下なのでうまくガードしていたが、下からの風で全開にめくれあがってしまう。
慌ててスカートを抑えたので事なきを経たが、彼は何かを感じていた。
そして、例によってオナニーしてしまったようだった。
(相変わらず懲りないね・・・)
サニーは半ば呆れ気味だった。
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朝起きたサニーはいつものように着替えるのだが、この日はジャンパースカートや吊りスカートとは違う服装だった。
「きっとみんなびっくりするだろうね。」
サニーは着替え終わるとピンクを基調としたロリータファッションと白いマントを組み合わせた姿になった。
その姿を見た面々はかわいいと大評判だった。するとルージュは様々な可能性を見出し、一行はサニーと共にデパートの服屋に行くとサニーにいろいろ試着させたのだった。
最終的にマイケルが全額負担する形で全部買ったそうだ。
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「もしも高額当選したら何に使いたい?」
サニーの質問にルージュはプチ贅沢、マイケル一家は現状維持を提案した。
「サニーはどうするの?」
一行の質問にサニーは現状維持と答えた。しかし本当に高額当選したことは誰にも言えなかった。
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SF映画を見たサニー達は宇宙移動について語り始めた。
「地球と宇宙をエレベーターで繋ぐなんてすごい話ね。」
サニー達が鑑賞してたのは軌道エレベーターを題材とした作品だった。実際にも軌道エレベーターは実現可能か検証が進められているが、現実には課題も多い。
「でも途中でケーブルが切れたりすると様々な被害が懸念されるからなかなか難しいのね。それと切れた時の被害の軽減が解決出来たら実現可能じゃない?」
ソレイユはケーブルの強度が解決の糸口と考えた。彼女の考えにサニー達は夢を膨らませたそうだ。
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サニーが家に帰ると玄関前に猫が来ていた。どうやら近隣の家を回ってるようでサニーの家にも来ていた。
猫はサニーに甘えるとちゅ〜るとキャットフードを貰った。サニーは食事を終えた猫に近づくが、猫はもういいやと次の家に向かった。それでもサニーは猫が愛おしかった。
終わり